東日本大震災後の日本を見つめて「献灯使」を描いた多和田さんに聞きました。後半では、介護や育児などのケアの未来や、記憶と未来の関係について一問一答で聞いています。 東日本大震災後、故郷の日本を直視した。多和田さんが学生のときまでを過ごした「工業経済大国」はすでになかった。健康な...
たわだ・ようこ 1960年、東京都生まれ。早稲田大卒業後ドイツに移住。93年「犬婿入り」で芥川賞。2011年「雪の練習生」で野間文芸賞。16年、ドイツのクライスト賞。18年「献灯使」で全米図書賞翻訳文学部門。(中村真理子) 柳家小三治さん ...
今の暮らしの現状維持すらままならない2040年をどう迎えるか。多和田葉子さんに、未来と向き合う「心構え」を聞いた。 ――小説「献灯使(けんとうし)」の107歳の主人公は、ひ孫のもろい体を心配する一方、タコのようなひ孫の動き方は人類の進化…こ...
2014年の代表作「献灯使(けんとうし)」は原… 2024年1月1日5時00分 (8がけ社会:1)縮小の先に 少しで満足できるかが大事 多和田葉子さんに聞く (2面から続く) ■ケアや移民、「商品」と考えないで 今の暮らしの現状維持すらままならない2040年をどう迎えるか。多和田葉子さんに、未来と向...