学生の学力不十分な実情も知ってほしい。だからといって、いまの大学が悪い、ということではない。 少子化と進学率上昇で、令和のこれからも、キャンパスには学力面で不十分な学生が増えるだろう。その現実を受け止めて、学習支援をしっかり行う大学に注目してほしい。とくに総合型選抜で入学を...
文部科学省は20年度、AO入試を総合型選抜へ、推薦入試を学校推薦型選抜へと名称を変更。大学には、小論文や面接などで学力を測るよう求めた。しかし、実質的に学力不問の入試を続ける大学は多いという。 そんななか、今夏に朝日新聞と河合塾が実施した共同調査では、3割以上の大学が今後10年の間に...
旧AO入試を引き継ぐ総合型選抜は、大学の出願条件に合致していれば学校長の推薦は必要ない。選考では学力以外の、学びへの意欲や人間性、大学で何をやりたいかなども重視される。主に小論文や面接が課されるが、グループディスカッションや自己プレゼンテーションなど、独自の選考を取り入れてい...
また、大学や学部によっては個別学力試験や大学入学共通テストを課すところもあります。こうした学力試験対策は本番直前になってからでは難しいものです。 「年内入試」と呼ばれる、これらの入試を受ける場合、「自分の興味・関心や学んでいきたいこと」についても、早い時期から意識すること...
「これまで私費外国人留学生入試や帰国生徒特別入試等では国籍を指定していましたが、日系の方や、国内のインターナショナルスクールで学んできた人たちも受け入れられるように、国籍にとらわれることなく、各入試の趣旨に沿った本人の学修歴及び学力等による出願資格を設定しました。日本で学び...
去年の春に大学に入った学生の半分以上(50.7%)が、「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」で入学していたことがわかりました。主に入学する前の年の12月までに行われることから「年内入試」と呼ばれています。受験生は進学先が早く決まり、大学側もさまざまな生徒が確保できる良さがあります。一方...
「大学教育を受けるために必要な基礎学力の確保を前提にしたうえで、1点刻みの評価からの脱却を目指した入試方法の多様化が求められました。国立大学では21年度入試までに一般選抜以外の入学者を3割とすることを目標にするなど、総合型選抜や学校推薦型選抜を推し進める流れができました」 ...